これまでの成功と失敗の積み重ねが、
今の自分をつくっている。
置かれた場所で咲きながら、
求められている以上の成果を意識する。

笠寺工場 製造2課

S.A

大同大学大同高校情報科卒 2007年入社 1988年生まれ

情報科卒の異色の経歴を持つ製造マネージャー。
入社以来、学んだ知識を趣味に活かしつつ、パワーステアリングから非自動車部品まで、幅広い製品の製造に貢献しチームと自身の成長を促進。
常に新しい提案を行い工程改善に貢献中。

山清工業に入社した決め手は?

朝が弱いので、就職先はぜったい「家から通いやすいところにする」と決めていました。
自宅から会社まで自転車で20分くらい。通学もそれくらいの距離だったので許容範囲かな、と笑。

その道中には他の会社もいくつかありましたが、会社の規模がそれなりにあって、給与も悪くないということで山清工業を選びました。高校は情報科だったのでモノづくりは専門外でしたが、普通科から就職している人もいたので、浮いている感じはありませんでしたね。 学生時代に学んだ知識は、自作PCなどの趣味に生かされています。

入社してからの遍歴を教えてください

最初の配属は、主力製品のパワーステアリングの配管をつくっている部署でした。 まずは製造スタッフとして現場で作業をしていましたが、入社5年くらいでリーダーに抜擢されてからは現場の管理や設備の対応などがメインになりました。

その後、非自動車部品を製造する部署に異動になり、そこではショッピングセンターなどで使われている防火シャッターや船舶の窓の開閉装置などの部品をつくっていました。 異動して5年後くらいから、兼任で自動車部品を加工する部署もみるようになり、半年前に初めて大慶橋工場から笠寺工場に来ました。5年ごとの異動は、社内でも多い方だと思います。

異動するときはどんな気持ちですか?

もともと好奇心旺盛なタイプなので、「ワクワクする気持ち」が大きいですね。どの部署に異動しても、自分がやるべき仕事というのは決まっているので、そこで求められていること以上の結果を出すことを心がけていました。

例えば、現場の管理者として配属されたときも、「せっかくの機会なので、設備についての知識も身につけよう」と進んで修繕やメンテナンスにも関わりながら、自分ができることの幅を広げていきました。

入社した当初からそんな風に考えていたのですか?

いえ、そうではありません。ターニングポイントになったのは、異動して非自動車部品の製造に携わるようになった頃からです。

その仕事は元々取引先に委託していたものを、山清工業が事業移管して引き受けることになりました。そこで、私も事業の立ち上げから携わることに。その過程で「あんなこともできるのでは?」「これもやった方がいいのでは?」と、いろいろなところに目が行くようになりました。

ずっと同じ部署にいただけだったら、そこまで視野は広がっていなかったと思います。

その時の経験が今でも生かされていると?

はい。
当時は私も23歳で、それまでの(事業移管前の)ルールなどを踏襲しながら、どうやって山清工業らしさを加えていくかということを、上司と二人で相談しながら進めていきました。

苦労したこともありましたが、若いうちにそういった経験をさせてもらえたのも、山清工業に就職してよかったことです。

現在の仕事内容について教えてください

笠寺工場の2階で、非自動車部品の製造についての管理業務を行っています。部署としては、フォークリフトやGHP(ガスヒートポンプ:工場などで使われる空調システム)の室外機の部品をつくっています。

異動してまだ半年ほどですが、これまでの経験を生かしながら、「もっとこういうやり方がいいのでは?」など、いろいろと提案しながら仕事を進めています。もちろん、突拍子もないことを提案しているわけではありません。

まずは任されている仕事をこなしながら、気づいたことは積極的にどんどん提案している状態です。工場長もアドバイスをくれながら「やってみろ」と言ってくれるので、とてもやりがいを感じています。

チームワークもよさそうですね

会社全体でも、人間関係はいいと思います。
それがよくないとわだかまりが残ったり、せっかくのチャレンジも、上手くいかなかったりしますからね。

相談もチャレンジもしやすい風土があります。メンバー同士で食事に行くときには、社員も派遣スタッフも関係ありません。また自分の場合、今でも前の工場のメンバーの集まりに呼んでもらえることもあって、嬉しい限りですね。

人間関係で悩んだことはないですか?

リーダーになった当初は、正直、上手くいかないことも多くありました。
当時の上司に言われて印象に残っているのが、「みんなを同じ目的地に集めていくことをマネジメントというんだよ」という言葉。

その時に、一方的に自分の想いを伝えるだけではダメなんだと気付きました。それ以来、相手に想いを伝えるためにはどうすればいいのか…というのはよく考えています。

成功も失敗もいろいろと経験させてもらったことで、私自身も少しずつ成長できた気がします。

Daily Work Routine 一日の仕事の流れ

07:50 ラジオ体操
07:55 朝礼
08:00 ラインの作業初めの指示
10:00 課題の進捗確認 
15:00 週・月次のまとめ 
17:00 作業終わりの確認
18:00 退社