2023年 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

旧年中、生産・品質改善活動、安全への取り組み、災害防止活動、取引先様との諸活動含め、多岐に渡りまして皆様方の業務対応、並びに、ご理解をいただきましたこと、御礼申し上げます。

2022年　1年があっという間に経過いたしました。その過程で、私たちの企業活動において、環境の変化がたくさん発生致しました。

鋼材関連含め、生活に関わる全ての原料・電力・燃料の値上がり、コロナ禍における需給バランスの崩壊の加速、ドル円における記録的な円安現象、半導体不足など、非常に難解かつ、生活をひっ迫させる変化が、大きく発生した1年でありました。

また、会社単体で見ますと、２月のコロナクラスター発生による、生産供給の危機、7月に発生した保安部品の重要不具合２件の発生、そして、半導体不足による毎月の生産減対応など、コロナ発生の年に比較し、経営的には、昨年はより厳しい1年であったと思っております。

反面、良い点もありました。会社としてSDGs・カーボンニュートラルへの取り組みを、スタートさせたことは、現在大きな変化は、すぐに生まれませんが、今後の会社の成長にとって、この考え方をベースに進めていく重要性を、理解できた年であったと思っております。
また、品質不具合は大変な問題ではありましたが、それを乗り越えるために、非常に厳しい改善活動を愚直に進め、結果、第３四半期は工程内不良が減少、０への取り組みの意識改革を実践できた、と思っております。

本年、新たなスタートを切るにあたりまして、皆様方にご理解をいただきたいことがあります。それは、今の仕事を総見直しし、付加価値のある仕事に変化させていただきたい、そう願っております。

経済環境は変化が激しく、その変化にいかに追従することができるか、進化が問われています。私たちの仕事は、決めたことをやって終わりでなく、決めたことをやって、何ができて、何ができなかったのかを層別し、できたことはより良い方向に展開し、できなかったことは、それを解決することが新しい付加価値につながる、それが仕事である、という意識を持っていただきたく思います。

経営状況は、3年前から少しずつ改善傾向になってきています。昨年は、１つずつ前進し、“０意識”を持って活動してきました。本年は兎年となります。経済環境の変化がより一層激しくなろうとも、私たちの経営は確実に成果をあげ、さらなるジャンプ・飛躍できる年になることを祈念いたします。

最後になります。皆様方の益々のご健闘、ご健勝、そして皆様方に関係される方含めましてより一層の幸福が広がることを祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

山清工業株式会社
代表取締役社長
山田 浩貴